虫歯治療・根管治療
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失う歯質の量を最小限に抑えた虫歯治療
「歯科治療は痛い」というイメージは、もう過去のものになろうとしています。現在の歯科治療は、できるだけ歯質を削らず、再発も少なくなるような低侵襲性の処置を最優先においています。当医院でも、削らない、抜かない、痛くない治療を実施するために、以下に挙げるような取り組みを行っております。
【二郎歯科式】歯科治療の痛みを抑えるための10の方法
二郎歯科では、10の方法で治療に伴う痛みの軽減に努めています。痛みが全くない治療を実現するのは難しいのですが、可能な限り痛みを減らすことはできます。そのために当医院では、設備にこだわり、技術の研鑽に努めています。ここまで治療に伴う痛みの緩和に力を入れている歯科医院は、東大阪で他にみられないかと思います。
① 表面麻酔で痛みを緩和
虫歯治療などで行われる局所麻酔は、注射で投与するのが一般的ですが、針を刺入する際に生じる痛みもそれなりに大きいです。当医院では注射針による麻酔に先立って、歯肉に直接塗布する表面麻酔を行うことで、針による痛みを軽減させます。
② 細い注射針(33G)少ない刺激
注射による痛みは、注射針が細ければ細いほど軽減されます。そこで当医院では、33ゲージという極めて細い径の注射針を採用しております。
③ 電動麻酔器使用で加圧を一定に
麻酔を施す際の痛みは、注射針によるものだけでなく、麻酔液を投与する圧力も影響してきます。そこで当医院では、電動麻酔器を用いることで、麻酔液を一定の圧力で投与し、痛みの緩和に努めています。
④ 超極細ドリルで繊細な切削操作
歯を削るためのドリルは、細いほど繊細な操作が可能となります。当医院では、超極細のドリルを使用しすることで、汚染された歯質のみを削る処置を心がけています。
⑤ 5倍速コントラ
歯を削る器具であるコントラは、回転に伴って「キーン」という不快な音を生じます。これを苦手とする患者さまは多いので、通常の5倍の速度で回転するコントラを使用することで、治療に伴う不快感を軽減するよ努めています。5倍速コントラでは、歯を削る際に生じる振動も軽減されますので、虫歯治療に伴う不快感はさらに少なくなります。
⑥ 拡大鏡を活用した低侵襲治療
当医院の歯科治療では、症例に応じて拡大鏡を活用しておりますので、常に拡大視野下での処置が可能です。その結果、削除する歯質の量を最小限に抑え、低侵襲な虫歯治療を実現しております。よく見えることによって、切削量が少なくなるだけでなく、歯に対する刺激も少なくなるため、痛みを抑える事にもつながります。
⑦ 麻酔液を温めて痛みを緩和
品質保持や安全のために冷蔵保存されている麻酔液を、使用する際には人肌程度に温めております。冷たいまま投与すると、体液などとの温度差によって、疼痛などが生じやすくなるのを防ぐためです。麻酔液の加温は、専用のウォーマーを使用しております。
⑧ 痛みの少ない麻酔針の指し方
麻酔投与に伴う痛みは、針の指し方にも影響を受けます。針を刺す際には、粘膜を針に当てるような感覚で注射をすることで、痛みの軽減を行っております。
⑨ 針を刺すタイミングと呼吸
息を吐いている時は、副交感神経が優位となっており、痛みが感じにくい状態といえます。そこで痛みの軽減を目的として、息を吐いたタイミングで針を刺し入れる注射を行っております。
⑩ 一番の痛みの緩和は予防歯科処置
どんなに優れた歯科医師でも、痛みを完全に排除した治療を施すことは不可能に近いです。ただし、虫歯や歯周病を予防することができれば、そもそも痛みを感じる治療を受けなくても済むといえます。当医院では、そんな「最高の痛みの緩和」ともいえる予防歯科処置に力を入れています。
歯質削除を最小限に抑えるための4つの方法
二郎歯科では、歯質削除量を最小限に抑えるために、様々な取り組みを行っております。問題が生じたインレーやクラウンは、ゼロから再製作するのではなく、今あるものを補修することで、コストや歯質のロスを最小限に抑えます。そうした取り組みを実現するために、次の方法を採用しています。
① 拡大鏡を用いた精密治療
当医院では、保険診療の自費診療の両方で、症例に応じて歯科拡大鏡を活用しております。拡大鏡を用いることで、通常の視野の5倍の広さで術野を観察できるため、自ずと治療の精度も上がっていきます。その結果、早期発見、早期治療も難しくなくなります。
② エキスカの活用で丁寧な虫歯除去
虫歯を全てタービンで削ろうとすると、どうしても過剰な切削を招いてしまいます。そこで当医院では、エキスカという手動の器具を用いて、必要最低限の虫歯除去を行っております。エキスカであれば、不快な振動や騒音が生じることもありません。
③ 虫歯だけを染め上げる検知液の活用
当医院では、虫歯にかかっている歯質のみを染め上げる検知液を活用しております。検知液によって赤く染め上がった部分だけを削除していくため、健全な歯質を保存することが可能です。
④ 予防を重視した歯科治療
虫歯や歯周病は、予防することができれば、歯や歯周組織に負担をかけるような治療を施す必要がありません。患者さまに定期検診を受けていただき、効果的な予防処置を実施しております。
歯を抜かずに残すための3つの方法
どんなに優れた補綴装置でも、天然の歯にかなうものはありません。それだけに、歯を抜かずに残すことが最善であるケースが多いといえます。具体的には次に挙げる方法をご提案させていただいております。
① 歯周病を薬で治す(歯周内科治療)
歯周病の根本的な原因は、口腔内で歯周病菌が増殖することです。そんな歯周病菌を薬剤によって除去することで、歯周病の完治を目指すのが「歯周内科」治療です。歯周病は抜歯を招く主な原因でもあるため、完治させることは非常に有益なことといえます。
② 歯周再生療法で歯茎や歯槽骨を再生
歯周病が重症化すると、歯茎や歯槽骨が吸収されるため、歯を支えることが困難になります。その結果、歯が自然に抜け落ちたり、抜歯処置を要したりすることとなるのです。そこで当医院では、失われた歯周組織を歯周再生療法で再生させることによって極力歯を抜かないよう、努めております。
③ 根本的な虫歯リスクを取り除く治療
一般的な虫歯治療は、目の前の汚染された歯質を除去するだけにとどまりますが、それでは根本的な解決にはなりません。なぜなら、患者さまが虫歯になった原因は、食生活やブラッシングの方法、頻度など、普段の生活習慣にあることが多いからです。そこで当医院では、根本的な虫歯のリスクを取り除くため、患者さまの生活習慣などを聴き取り、改善点などを指摘させていただいております。
根管治療が最後の砦!抜かないためにやれること
虫歯が重症化すると、歯の神経や血管である歯髄にまで到達します。この時点で行われるのが根管治療なのですが、治療の良し悪しによっては抜歯を余儀なくされることも珍しくありません。当医院では、根管内をきれいに消毒し、無菌状態を作った上で被せ物を装着しますので、再発のリスクも低減できます。最後の砦である根管治療を精密に行うことで、歯の保存に努めます。
根管治療の手順
重度の虫歯が対象
根管治療は、重度の虫歯が対象です。
根管内を洗浄する
虫歯菌などに汚染された根管内を洗浄剤やリーマーなどの器具を用いて清掃します。
根管内を消毒する
根管内の洗浄が完了したら、消毒薬を用いて虫歯菌を殺菌します。
セメントを流し込む
根管内の殺菌が完了したら、根管用のセメントを流し込み、さらなる殺菌効果を期待します。
根管を塞ぐ
セメント固まることによって根管が物理的に封鎖されます。その結果、新たな汚染を防ぎ、虫歯の再発リスクを低減します。
かぶせ物を装着する
根管治療を終えた時点では、歯冠の部分が崩壊していますので、かぶせ物によって補います。
根管内を無菌化されることが何よりも重要
どんな歯科医院でも、根管内の無菌化には苦労をさせられます。根管というのは、その隅々まで肉眼で確認することが不可能であるため、ある程度は手探りで処置を施すこととなるためです。
そこで当医院では、症例に応じて歯科拡大鏡を用いた精密根管治療で、取り残しのない正確な無菌化処置に努めています。
また、症例に応じてラバーダムを使用し、根管内への細菌侵入を防止する取り組みも行っております。そうして根管内を無菌化させることができれば、再治療の可能性も限りなくゼロに近づけることができます。
東大阪の歯科で精密な虫歯治療をお望みなら当医院へ
二郎歯科では、低侵襲の虫歯治療で、可能な限り削らない、抜かない処置を実施しております。東大阪で可能な限り歯質を残す歯科治療をお望みなら、二郎歯科までご相談ください。