感染予防、消毒、滅菌についてパート4
投稿日:2018年9月23日
カテゴリ:院長ブログ
こんにちは、連休をいかがお過ごしでしょうか。二郎歯科、院長の井口二郎です。
写真は二郎歯科で使用している、歯を削ったり磨いたりする3種類の道具、
エアタービンと5倍速コントラと等速コントラです。
それらの下にある白いボックスが、
それらを消毒レベルじゃなくて、完全に細菌や微生物を死滅させる
いわゆる『滅菌』させる専用のオートクレーブです。
4~5年前にテレビなどのメディアで6~7割以上の歯科医院が、
1度患者さんの口のなかで使用した、これらの3種類の道具を『滅菌』せずに、
アルコールを浸した綿などで簡単に拭いただけで、次の患者さんに使用している!!!
と問題になりました。
私も自分の修業時代の勤務先の歯科医院や、見学をさせて頂いた歯科医院の半分近くが、
アルコール消毒だけで、タービンや5倍速コントラなどを使いまわしていました。
正直、いくら技術的に素晴らしくても、スタッフの対応が良くても
私が患者なら、ここで治療を受けたくないなあと思いました。
経営的には、患者さんごとに使用したタービンを1本1本滅菌すると、
人件費がかかるし、タービン自体が傷むので早く壊れるため、やらない方が良いそうです。
少なくとも私は、患者さんに安全な治療をしたいので滅菌にこだわりたい。
そう思って日々診療しています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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